上半身のケガ

野球肘を予防するには何をしたらいい?

肩・肘担当の濱田(@KoHamada39)です。

前回は、野球肘をおこしやすい選手の特徴をまとめました。

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野球により肘の内側をケガしやすい選手の特徴はこちら↓

投手であること

1日100球以上投球していること

9歳以上の年齢

胸椎後弯角度30°以上

肘の伸展可動域の不足(−5°)

 

では、その怪我しやすい特徴を改善するには何をしたらよいのでしょうか?

横浜で作られたプログラム(YKB-9)


野球肘に関連する原因はたくさんあります。
そのなかでも改善できるものを抽出して作られたプログラムがあります。

それがYKB-9(YoKohama Baseball-9)です。

これはストレッチとトレーニング9種類ずつからなり、合計20分ほどで行います。

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内側型野球肘が約半分減った!


その結果は驚愕のものでした。

YKB-9を1年間実施し続けたグループは、何もしなかったグループと比較して、ケガの発生率が1/2に減っていました。

約50%のケガを予防したわけです。

さらに、円背姿勢や股関節・肩関節の可動域など身体機能も改善していました。

さらにさらに、今回のグループの中では、投球数とケガとの関連はみられませんでした。

つまり、投球数を調整しなくても身体を改善すれば投球障害が予防できるということです。

その予防プログラムの内容とは

詳細はこちらをご覧ください。

https://www.kb-leaderseminar.com/news/20181026.html

このプログラムはストレッチが各10秒、トレーニング10−20回と、小学生でも行いやすい内容となっています。

その他に、場所を問わずできること、野球している選手なら必ず持っているグローブを準備するだけと、野球選手ならウォーミングアップの一環としてできるものであることもポイントです。

やっぱり身体を変えること!


野球に限らず、どんなケガも環境ではなく自分の中に原因があるはず。

スポーツ選手であれば、まずは自分の体がスポーツをしても負担を受けすぎない体にできているか、準備はできているかを確認して行うべきだと思います。

さらに指導者が、その認識を高く持って、障害予防に繋げていければ、日本の競技スポーツレベルも更に向上していくのではないかと思います。

早くこのプログラムをみなさんに知っていただきたいと思い、ご紹介しました。
次回からは野球に関連する肩・肘のケガについてもう少し詳細にお伝えしたいと思います!

 

執筆者:濱田(@KoHamada39

 

参考文献
Sakata J et al.Efficacy of a Prevention Program for Medical Elbow Injuries in Youth Baseball Players,Am J Sports Med. 2017